2005年09月27日 (火) 10:52 | 編集

先日、クリニックの施工現場に行ってきました。電動のこぎりの音が響く中、どきどきしながら、エレベーターをおりると、、まだ床はコンクリートのままですが、ゆるやかな流線形の壁や、天然木のドアなど、クリニック完成をイメージさせる内装がかなり出来上がっていました。
創建築アトリエの今井さんから説明をいただいて、細部に対する細やかな気遣いに感動!たとえば、、ドアひとつとっても、密閉性を高め、開閉音を和らげる仕掛けがありました。パッキンがドアの上、左右の3方についているのは当然として、、ドアの下の部分にもからくりが、、。、ドアが完全にしまるぎりぎりのところで、壁に設置された白いボタンにドアがあたると、ドア下の敷居が自動的に下がり、絨毯がドア下の空間をおおい、密閉性が高まる仕組みになっていました。(写真参考)だから、アナログに見える木のドアなのに、中の音が外に漏れることもなく、静かで落ち着いた空間が出来上がるのです。

3Fのラボ室は淡いグリーンの空間。今ある窓はいずれ採光しなくなり、室内灯も紫外線をカットした光を使用し、卵と精子に優しい環境の中で、新しい命をはぐくむ準備がなされるのです。採卵室とラボは小窓で結ばれ、採卵された卵はすぐにラボ室へ。(写真参考)合理的かつ繊細な配慮が行き届いた設計にますます完成が楽しみになりました。
レニア会の皆さんはウイメンズ・クリニック大泉学園の開設準備に熱い思いで取り組まれています。内装に関しても来られる人の身になって、価値を感じていただける空間つくりにこだわっていらっしゃいます。ですからお手伝いをしていると「大変!」と思うことも多々あるのですが、この「思い」に応えていくことで私たちが学ぶことも多く、なによりもコンサルタント冥利につきる仕事だと思っています。
(加藤由紀子 メディヴァコンサルタント)
